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猫大明神 – 荒尾市にある猫の霊が眠る宮で、猫にもご利益を

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せなが長者の猫

よう来たな。茶でも飲んで、ゆっくり聞いてきな。(by 猫)

昔、昔。荒尾市一部の付近の入り江に出入りしていた唐船からぶねと貿易で栄えていた「せなが長者さん」がいました。このせなが長者さんには、辺り一帯に勝てる犬や猫はいないほどに、ケンカが強い猫を飼っていました。

ある時、とある唐船の船主さんが、長者さんと酒をみ交わしているうちに、猫の話を聞いてこう提案しました。「お互いの宝を賭けて、私の犬と勝負しよう」と。船主の犬もケンカでは負けなしだったようです。

これを聞いたせなが長者さんは、即座に承知しました。そして凄まじい勝負の結果に猫が勝ち、犬が負けました。その時に、「金の茶釜」を手に入れて小代家に献上されました。

しかし、自慢の猫はケンカの傷により、2~3日後に亡くなってしまいました。長者さんは猫を哀れんで、一部にほこらを建てて霊をなぐさめたことで「猫宮」と呼ばれるようになったそうです。

せなが長者のお話には諸説ある

中国の史記に、紀元前1000年頃の周に、後の呉を起こした太伯たいはくの弟「虞仲ぐちゅう」の子孫である夫差ふさが紀元前473年に越に滅ぼされた。その際に、一族が海に渡り倭国をなしたとする記載があります。

また、国会図書館所蔵の「松野連系図」という、日本側の記録にも「孝昭こうしょう3年来朝。火の国山門に住む。菊池郡」とあります。そして系図は、神武天皇や倭の五王などと共に開化天皇も連ねます。

その開化天皇に関係する一族が菊池川流域で「猫宮」のもととなりました。

663年の白村江の戦いを「せなが長者の話」にした説も

「せなが長者」の話に類似する話に、663年の白村江はくすきのえの戦いがあります。その戦いの日本軍(猫)が唐の新羅連合軍(犬)に敗れ、多くの兵が帰国後に亡くなりました。「せなが長者」はその戦の様子を隠喩いんゆ(出来事などをそのもので伝えず、他に例える表現方法)したともされています。

1月10日の祭りの日に配られる「猫大明神札」

この猫大明神のお祭りで配られる「猫大明神札」という御札には次のご利益があります。

ネズミ除け、家事災厄厄除け、金運上昇。そして無病息災、安産成就、交通安全があります。

ちなみにこの中の無病息災と、交通安全は猫ちゃんにご利益が出ます

場所

猫大明神(猫宮)

〒864-0021 熊本県荒尾市一部205

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本業の工場勤務をしながら、休日を利用してAraoo!のサイトを運営しています。WEBの仕事をした経験と、食べ歩きや旅行が好きな性格を活かした荒尾市特化の地域情報を発信していきます。